カーテンの隙間から暖かい光が目を刺す。
まだ目覚めたくない。いつまでも寝ていたい。
重い体を起こしてすこし背伸びをしてみる。
カーテンを開けて寒い外を目を凝らして見る。
窓は曇り地面はあたり1面が雪で埋まっている。
私は暖かい部屋を出て寒い1階へと降りる。
やかんにお湯を沸かして暖かいスープを作る。
ゆっくり飲み干した後私はある事に気付いた。
今、私の心は満たされていないのだ。
何か欲しいのだろうか。癒して欲しいのだろうか。どれほど迷っていても答えは出ないままだ。
心を晴らすために外に出ることにする。
外に出て再認識をする。
あぁ、空が好きだ。鳥が好きだ。
私は今この時の事を奇跡と呼べるのだろうか。