次でついに、いだてんが終わってしまう。視聴率が悪いとか、面白くないとかいわれてるけれど、僕はそんなことは思わない。阿部サダヲさん演じる、田畑政治【たばたまさじ】と、中村勘九郎さん演じる、金栗四三【かなくりしそう】が繋ぐ日本スポーツ、加納治五郎がやっとの思いで招致した、1940年東京オリンピック。
しかし、このオリンピックは戦争の悪化によって開催されず、幻のオリンピックといわれるようになりました。その後、日本スポーツ界の柱である嘉納治五郎はカイロから日本へ帰る途中、死去してしまいました。戦争末期、日本は「学徒出陣」を行い何人もの未来ある選手たちが、戦争に送り出されてしまいます。終戦してからすぐに、田畑たちは嘉納治五郎が果たせなかった「東京オリンピック」の招致に力をいれて、ついに1964年「東京オリンピック」招致に成功するのです。
2020年東京オリンピックが、1年後に迫っています。これまでの日本スポーツの歴史や、東京オリンピックの招致の歴史がわかると、2020年の東京オリンピックへの見方も変わってきますね。