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流星の夜に

不意に
声が聞きたくなって
星空を言い訳になんかして
君に電話をかけた

会えない距離が
僕ら二人の関係を作っているのだと
そう言い聞かせてみては
そうだね、なんて笑いあうんだ

夜は長いようで短くて
明日ってやつはやっぱりやって来て
でもそれには知らないふりをして
でもやっぱり朝は僕に会いに来る

君から電話を切るのを
僕は待っているはずなのに
君が電話を切ってしまうのを
寂しく感じたりするんだ

またね
うん、またね
その言葉が嘘にならないように
今日も僕はここで生きている

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