0

クリスマスとミセスと私

いつもと違う。

小わっぱの表情が輝いている。
見守る両親の心が輝いている。
未熟な恋を実らせる結付が輝いている。
街路樹まで輝いているけど僕の心は暗いまま。

賑やかな町に圧倒される帰宅途中。
僕にとっては大きな騒音。
人波をかき分けながら帰路につく途中、聞き覚えのある音色が僕の歩を緩ませる。
奏でていたのは路上ライブのお兄ちゃん。
聞こえてくるのは「ロマンチシズム 」。
心が和んでいくのを全身で感じる。
僕の心が輝いたクリスマスのお話。

  • クリスマスと私
  • クリスマスとミセスと私
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。