「サンタ」は何かと考えてみた。
「幸せ」や「喜び」をくれる人のことだと思う。
誰か私のサンタになって。わかっている。「誰か」でいいわけじゃないことくらい。でもそれを認めてしまったら、私はどこにも進めなくなるだろう。
街はイルミネーションで輝いている。でもそれはクリスマスが終わればボタン一つで消えてしまう。そんな儚いものなのだ。私の想いもボタン一つで消えればいいのに。そう思いながら音楽プレーヤーの再生ボタンを押した。流れてきたのはミセスだった。「弱くてもいい」「まだあなたは大丈夫」そう思わせてくれるミセスの曲で今もこれからも生きていこう。