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クリスマスとミセスと私

街が幸せに包まれるクリスマス。
瞳に写るのはイルミネーションの数々。
人の心も綺麗で輝いたものであればよかったのに。、なんて考えてしまう。
残念なことに、人の心は輝いてだけではいられない。苦しみ、憎しみによって汚れることになってしまう。
でも、綺麗でありたい。
…苦しい。

ヘッドホンで耳を塞ぐ。
周りの音を消すように、曲が流れる。

「知らない誰かにも嫌われたくなんかないと思ったのはいつからだろう」
「繕うのなんかは朝飯前」
そんな言葉が耳に入る。
私を歌ってるように思えた。
図星だった。聴くのが辛かった。
だけど、私に答えを教えてくれる。

繕うのはやめよう。
私は、「私」でいよう。

人の喜び。苦しみ。憎しみ。悲しみ。
様々な感情。
心の、輝き。そして、汚れ。
それも含めて、人を好きになれたら。
自分を好きになれたら。
私自身が、変われたら。

前を向く。

次の曲に変わる。
「「灯りを点けるよ」
キミに笑って欲しいが為に」

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