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じゅうきゅう

マフラーのあたたかい巻き方を覚えました。ひとりで食べるおでんの味にも慣れました。はじめましてに、たぶん少しだけ鈍感になりました。わたしを生きるために不必要なものってなに?
ずっと好きでした、いつかだれかに告げるかもしれない。その瞬間にきっとぜんぶを嫌いになるような、予感、あのね、怖くないことがおそろしいと言ったら、笑ってほしい。
ぬけがらで塞いだこれまでの道に墓標を立てて、なみだと眠って朝日を待つよ。みんなみんないっせーので生まれたらよかったのにね。

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