マフラーのあたたかい巻き方を覚えました。ひとりで食べるおでんの味にも慣れました。はじめましてに、たぶん少しだけ鈍感になりました。わたしを生きるために不必要なものってなに? ずっと好きでした、いつかだれかに告げるかもしれない。その瞬間にきっとぜんぶを嫌いになるような、予感、あのね、怖くないことがおそろしいと言ったら、笑ってほしい。 ぬけがらで塞いだこれまでの道に墓標を立てて、なみだと眠って朝日を待つよ。みんなみんないっせーので生まれたらよかったのにね。