奔放な正論に目を奪われたんだ
大人じゃない僕には重すぎる感情だった
指の間をすり抜ける髪
木々の合間に消えていく問い
薄い言葉で書いた手紙を
ポストに落とせず肩を落として
そんなあの日から話は動いて
そんな思い出が僕を追いつめて
君はいない君はいない君はいない君だけがいない
何もない未来だ
屋上であの声を聞いた気がしたんだ
子供じゃない僕には幻だとわかっていた
飾らない本心を
何度も零しても虚しいよな
仮にまた君に会えたって
何も届きやしないよな
そんなあの日に君だけ残されて
皆忘れたように日々を過ごして
君はいない君はいない君はいない君だけがいない
何もない未来だ
最後だけ最後だけ最後の最後まで
君が笑う隣にいることがただただ嬉しかった
今もまだ今もまだ今までもこれからも
君を好きな僕でいることがただただ苦しいまま
そんなあの日から話は動いて
そんな思い出が僕を追いつめて
君はいない君はいない君はいない君はいないから
何もない未来に探しに行こう
何もない僕が生きる理由を