「もしもし?」 電話の先の君は泣いていた どうしようもないくらい愛しく儚い日々 遠ざかりたくなくてただの一瞬のために 沢山の嘘を付いて来た こんな僕を君は許してはくれないよね そう思っていたからかな 「ごめんね」 それしか言えないまま 僕たちは明日から別々の春に向けて 静かに流れていった さよなら