口々に吐く不安
不安の中で吸う空気
テレビのニュースでは
流れる警戒音
今すぐでない
がもうすぐかもしれない
忍び寄る恐怖感はあの日みたいな
歩く覆面の中で
笑う口元はひとり、ふたり
咳き込む人がひとり
「アノひと」じゃないか?
所詮エゴイスト
人はそうやって生きる が
過ぎる自己防衛は
他人を傷つけるようだ
どこからかはもうわからなくなる
そうなればどうなるか
成り行きに任せる しかなくなる
あの 誰か早くホースで水をまいてくれ
あの太陽に
杞憂だと未来では言いたい