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今に繋がる金字塔

中2の頃の話。
私は、踊ることが好きでした。
しかし、それを周りからいじられることが多かった。
それがある日、いじめに発展してしまった。
本当に傷ついて、人前で踊れなくなってしまった。

そのとき、文化祭のオーディションの話が来た。
オーディションで合格すれば、ステージに立つことが
出来る。
私は迷った。
大好きなダンスでステージに立ちたい。
でも、またみんなにいじられるかもしれない。
でも、悔しかった。
いじってきた奴らを見返してやりたかった。
そして、応募を決意したのです。

結果的にオーディションには落ちてしまったものの、
前座みたいな立ち位置でちょっとだけ踊らせてもらえる
ことになりました。
本当は周りに出ることを言うつもりはなかったの
ですが、情報が広まってました。
「楽しみ!!」って言ってくれるのは嬉しかったけど、
やはり心のどこかには(またいじられるかな)という不安が
ありました。

当日、私は1人でステージに立ち踊りました。
見てくれてる生徒の顔を見るのが怖かったので、お面を
付けてました。
しかし、耳に届いたのは物凄い歓声でした。
同学年からは、たくさん私の名前が聞こえてきました。
応援のためにうちわを作ってきた子もいました。
今までいろいろ言ってきた奴らを見返すことが出来たと
思いました。

それ以来、私のダンスがいじられることは
なくなりました。
むしろ、本当に楽しんでもらえるようになりました。
3年のときは、顔も出して笑顔で同じステージに
立ちました。
その日のステージの中では、1番の盛り上がりでした。

私は、人前に立つこと、ステージに立つことが好きだと
確信出来ました。
今は、アーティストを目指しています。
中学のときの経験は、私のその夢を後押しして
くれました。

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