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物事は大体

表と裏があるんだろうよ
例えば
綺麗の裏には汚いとかさ
どんな単純なもんにもそういう表裏がある
だったらとっても複雑な人に表裏がないなんて
ないよね
僕は綺麗な物が大好きだ
どんな物でもどんな場所でもどんな形でも
美しいと思える存在が物が出来事が
そしてここ最近思うのだ
創作物の世界
創り物の世界に住む創り物の人だって美しいのだと
もしかしたら一番綺麗なんじゃないかなって
外側の僕らから見えれば
その世界の人々は作者によって定められた未来に向かおうとしてる
とも見える
例えばだけど作中で命を落としてしまう結末に向けて歩んでる
そんな存在ですら何故かな抗って見える
決まってる未来に対して言葉にはしなくとも
その表情は何より生き様は強く美しくその未来に
抗ってる
そこには確かに温度を感じる

もしかしたら今自分は望まない決まった未来に向けて歩んでると思うこともあるかもしれない
僕だって思ったことは何度もある今でも無いとは言えない
決まった未来に抗えるのは創られた世界だからだ
僕らはちゃんと生きてる存在だと思うだろう
でも創作物の中の住人からすれば生きてると実感してる確かに息をして言葉を発して身体を動かして
そこに存在してると
それは僕らも僕らにとっての創作物の中の住人も皆んな一緒
ならできる未来に抗える
創作の世界の人にだってできて僕らに出来ない訳ない
みんな1人1人が自分という世界を創造してる
その世界は他の誰かから見れば創り物の世界だ
自分が自分で決めたシナリオの上を歩いてると見える
世の中のシナリオなんて大体のスタートの仕方は最初から決まってる
どこに生まれどう生まれ何に生まれるか選べない
そして与えられた
身体 本能 自我 思考を頼って
後は気づいて行くだけ色んな美しさに 醜さに
そして生きていけばいい
どんなに醜いと言われても自分らしくいればそれで
美しい
生きてる意味なんて別にどうだっていい
息をして言葉を発して身体を動かして
そこに存在してると
自覚できればそれだけで抗い生き続けるには十分な理由
それ以上もそれ以下も全部自分が都合よく後付けしてるだけ

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