ほつれてしまいそうな笑みを結んで
胸の奥にあるものをもっと奥におしやっ
た
去っていく人どうか二度と戻ってこないで
胸の奥をぎゅっとつかまれた
ミルクのような夜なのに苦い夢をみた
真夜中ひとりで考えすぎてしまうのよ
ミルクのような夜なのに眠れなくて
真夜中ひとりで泣き出したくなるのよ
いつか本当に一睡もできなくなって
いつか本当に涙がでてしまうなら
それは本当に私は羽の濡れたちょうちょだと
ぼんやり思っていた
ミルクのようなやさしい夜なのに苦い夢をみた
真夜中ひとりでもう見たくないと何度も念じているの
ミルクのような夜なのにこわくて眠れなくて
真夜中ひとりで泣き出したくなりながら
いつの間にか眠っているのよ