ぱっと頭の中に浮かんだのは苦手な人に好かれた事が確定したあの夜。
その場から逃げる様に家に帰ったあの時。
知ってしまった事によって、今までなんとか保ってた関係が崩れてしまうことが本当に怖かった。｢苦手」として押し込めてたのに、｢嫌い」になっちゃう予感がして怖かった。人を嫌いになるのはほんとに自分が辛いしきついからもう｢嫌い」と言う人を作りたくなかったから。
あの夜から、ちょっとは自分も落ち着いた。けど、まだ状況はあまり解決してない。4月、学校が始まったらその人に会わなくてはならない。ほんとに自分の感情がどうなってしまうか分からなくて怖い。
なんだろうな……人を嫌いになるのって当然なのかなって思うんです。「嫌いな人」がいない人なんてこの世にいないんじゃないかと思うんです。僕自身かなりはっきりしてるから嫌いな人は嫌いです。
でも、その人に好かれた経験は無いなぁ……小学6年のときにラブレターを渡されて、それにはっきりとした返事が出来ずあやふやなまま離れてしまったことは今でも後悔してます。ちょっと違うか……