『婚前の段』
「そう言えば敦さん。敦さんはあの後何をしていたのですか?」
「ん?そうだな......何から話したらいいのやら。」
「それなら、敦さんが長野に帰ってから打ち立てたとかいう『怪秘探倶楽部』とかいう物について教えてください。」
「あれのことか?図書館の件があってから何か真相にたどり着くモノは無いかと思ってな、作って見たんだ。」
「それで案の定人があんまり集まらず、奇跡的に集まった2人と真相を求めて家に来て文献を読んでいったと言うことですね。」
「ああ、その通りだ。おかげで学校では『狂人』の二つ名を背負ってしまったがな。...懐かしいな。」
「そうですねぇ......懐かしいですねぇ。」
婚約者がいつの間にか大人になった様に、
時とは常に進み、止まることは無い。
時は昭和、激動の時代。
彼らは様々な苦難を乗り越え無事に夫婦となった。
傍から見れば、そうであった。
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P.S.テストの息抜きです。
なんとなくプロットの時点で次章が時間かかりそうなので、予定を少し変更してさっぱりと第3章を終わらせることにしました。
とは言ってもさっぱりしたのは僕だけで読んで下さっている皆さんはさっぱりしていませんね笑
まぁ『意図的』に、そうしてるんですが。
次章は第1章で何とか出来なかったファンタジー感を全面に出していくつもりです。
それでは、今度こそ、テスト後に会いましょう。