「…お前にだって容赦しないからな。正式なマスター契約は結んでないし、敬意を払う必要も、命令を絶対に聞く必要もなかろう?」
そう言って”使い魔”は皮肉気に笑う。
少女は、なら、と話を続ける。
「…なら、私だって容赦はしないわ。お前が貴重品だろうと私より年上だろうと、私はあくまでお前を”武器”として使うわ。…まぁ”借り物”だから、死なない程度にはするけどね。―分かったわね? ”ナツィ”」
「ちょと待て、何そのあだ名」
”使い魔”が思わず突っ込むと少女は笑った。
「別に良いじゃない。フルネームじゃあまりにも呼びにくいのだし…じゃぁ、おあいこで、私の事は”グレートヒェン”て呼びなさい。…本当は、”マルグレーテ”って言うんだけどね… 別に、正式な主従ではないのだから、”マスター”なんて呼ぶ必要はないでしょう?」
少女はそう言って首を傾げた。
それを見て、”使い魔”はへいへい、と面倒くさそうに答えた。
それを見た少女は、それでよろしい、と言わんばかりに微笑むと、また前を向いて歩き出した。
やった!テトモンさん復活だ!新しいシリーズも始まって続きが気になってたのですよ!どうかこれからも書き続けてくだされ。
レスありがとうございます。
そうです。帰ってまいりました(笑)
ぼちぼち頑張っていきます。