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無題

わけもなく、わけもなく世界は
崩れてゆくのです

僕の掌から毀れる無数の何か
それを認識する隙さえなく
世界は崩れてゆくのです

崩れた先には
白くて大きなお皿があって
滑らかなその肌を
世界の欠片が染め付ける

そうして

わけもなく、わけもなく世界は
創られてゆくのです

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