明日になってもこんなふうに
邪険なフリしてじゃれあって
夜中に瞳も交わさずに
声だけで笑い合う
前に進んだら 君が後退り
僕が下がったら 君が前のめり
素敵な夜ではないのだけれど
きっとこれしか ないんです。
夜中の「会う?」とか「また明日」
アダムとイヴより不健全
枯らしてしまったサボテンも
焦って壊したあの日々も
こんな夜中じゃ眠ってて
僕と君だけ 世界中
右に寄せたら 君も右に寄る
左に押し戻す くっつかないように
無敵な僕らじゃないのだけど
きっとふたりは いいんです。
明日はどうとか、またその話
欠かさず不思議な気持ちになって
それでも出会うと 照れたりするのは
夜行性だから 昼に会うのは似合わない
またね、あとでね、内緒ね、じゃあね、
そんな僕らの夜行性