君が煎れるコーヒーを
見つめるだけの朝
黙ってミルク入れる
やるせないさ
感じてるでしょう?
目が回るような日々は
あのとき握った
魔法のハンドルのせい
「止めて」って叫んでも
もう止められない
それなのに君は回す
構いもせずに
気持ち悪い愛の言葉
「吐きそう」って云っても
もう止められない
渦巻くミルクは今の僕で
いつか君に溶けて
同じ色になるのかな
ニガい日々は
美味しくなるのかな
こうして今日も
君が洗ってくれる
お揃いのコーヒーカップ