無責任な涙ばかりを集めたら湖ができました 溺れることを心底おそれながら飛び込まずに いられないのです健康的で文化的なぼくらは 神さまの名前で輪郭をつくったせいでいつも きみの持っているものは眩しくてきらいだし 朝日には背伸びひとつぶんだけ間に合わない 祈りが届く瞬間をまだひたすら信じていた頃 大切にしたいすべてはずっと傍にいてくれた きみが光ったことをおぼえていてあげるから ぼくが死にたがったことは絶対に忘れてくれ