夕焼けの差し込む部室に入れば 引き出しが空になった「元」自分の机 隣の机に薄くたまったホコリをなぞり 自分の心も空っぽだと不意に思った 涙の跡がついた部T 傷だらけのスティック 開け放たれたカーテン そこから吹いた風 友達が吹いたサックスの3月9日 ガラガラの飛行機で聞いたらなんだか 涙が溢れてきてしまったから とりあえず目を閉じてみたんだ いつかまた会うその日まで さよならじゃなくて 「また明日」