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生徒のキズナ物語 叫べ#6

『久しぶり。なぁ、お前が教えてくれたラジオ、SCHOOL OF LOCK!、まだ聴いてるか?俺、ハマっちゃってさぁずっと毎日聴いてるんだけ……

なんか違うなぁ。
<ポポポポっ......>
俺は一度打った文字を消した。
本当に久しぶりだし、何故かわからないけど誘うだけ、だけなのに緊張する。どうやって誘えばいいだろう。あの、よく喋ってた時の感覚を思い出せ自分‼︎緊張するようなことじゃないだろ‼︎

ヤベェ、もう発表から3日も経ってる。これじゃ綾がもう一緒に行く人とか決めてるかもしれない!
でももう俺は誘うって決めたんだ!思い切って、声で誘おうと決めた。綾に電話をかける。

プルrrrrrrrr....... プルrrrrrrrr.......プルrrrっ
『もしもし…』
「あっっえっあっっもっもしもし!‼︎綾?俺。だ、けど‼︎覚えってる⁉︎‼︎純平‼︎久っしぶり!‼︎」
『あっハハ‼︎何それ!』
  電話をするって自分で決めたけど、いざかけると、緊張しすぎてる、俺、やばい。にしても綾、笑いすぎだろ!
『いきなりどうしたの?久しぶり。だいぶ長い間話してなかったけど!で、何?すんごい詰まってるけど!緊張してんの?はははは!』
なんだ?綾は緊張しねぇのか?思ってたのと少し違うぞ。でも、なんか綾のテンション高くて緊張ほぐれたわ。あんなに緊張して、3日間も悩んでた俺が馬鹿みたいに思えてきた。
「笑いすぎだ。緊張してるんじゃねぇ。SCHOOL OF LOCK!お前が教えてくれたよな?まだ聴いてるか?キズナ感謝祭の配信。一緒に見ないか?」



→→→続く

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