あしざわさんが退任される日に「久々」と言ってやって来て、それから半年。こんなに早く誰かを見送る為に母校へ帰って来ることになろうとは思いませんでした。
とーやま校長、10年間のSOL校長としての勤務、本当にお疲れ様でした。私の10代後半のほとんどはこの学校で形作られ、そこにはずーっとあなたがいました。真っ直ぐに生徒と向き合う姿勢、熱情を届けたい時の声、時々涙もろくなっちゃう瞬間、好きな音楽を語るテンション、などなど、記憶にあるあなたを思い返すと、私は本当に素敵な学校で10代を過ごしたんだなぁと感慨を覚えます。私が卒業した後もずっと、あなたは誰よりも生徒の味方であり続けたのでしょう。
そんなあなたの情愛で思春期を生き抜いた人がたくさんいるということを、どうか忘れないで。
明日から始まる『校長』ではないあなたの日々が、優しく暖かく満たされたものでありますように。