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ファンタジック タペストリー

目を離してた。
時間が長かった。

いつの間にか世界は移り行き
しろとくろは混ざり合って、真っ白なところはなくなった。
探せど彼専用のボールは見付からず、
舞い散る葉も雪も陽にあてられキラキラ視界を奪ってゆく。

魔術師は声高らかに大衆へ告げる。
「英雄は言った、奇跡を望むより軌跡を辿るのだ。」と。


小さないちごのキーホルダーを揺らし歩く女の子
雨の日の帰り道、不意に告げられる
「好きです」
ピカっと雷光と衝撃が走る日常に
振り向く人は誰もいない。

そう
誰モ、イナイ。

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  • 専用のボール、です(笑)

    いちご、白い魔術師、真白、散葉さん、しろとくろの二人、色んな懐かしい顔を思い出しながら読みました。

    俺、あの頃の石動兄さんと同じ歳になったんですね…年が明けたら追い越しちゃうんですね。
    ぜんぜんそんな気がしません。いつまで経っても、お兄さんお姉さん方は眩しくて届かない背中って感じがします。

    時間はいつも、待ってはくれないのに。

  • まだ想いながら名を借りた人がいたり…。みんな元気にしてるかなぁ。

    あの頃の僕と同い年、かぁ。早いね。本当に目を離していた時間が長かった。
    あの頃の僕も今の僕も、そう大した人間ではなく、言葉を好きに並べているだけだけれど、いまのシャア専用ボールくんも、いまの現役学生の人たちから見ればお兄さん。
    意識できないだけで、たくさんの人からその背中を見られているかもしれないよ。

    時間は、止まらないよ。

  • 兄貴ーー
    しろとくろは大変です。
    まあ、知っての通り、くろが悪いのですが。
    やっと、ようやっと、色々な事の答えが見えてきました。
    遅すぎますが。
    貴方に胸を張れる私になりたいと、努力しているところです。

  • > 祥季屋くん
    わぉ。君もまだ居たのかい?
    答えが見いだせてきたなら、まだ若いのだし遅すぎることはないでしょう。
    胸を張らなければならないほど、僕は大層な人間ではないよ。
    君が思うまま、胸を張っていけたらいいね。

  • うふふ
    新しい掲示板初めて見ました。
    時間はどんどん経過していくのに、中身は変わらないと思う最近です。年齢ばかり増えていくのに、何も得られていないみたいです。
    ここを見ると、10年前に丸ごと戻ってしまうかのようです