一袋十九円のもやしで救われた昨日があって、ただぼくがその続きを歩いている、それをいのちと呼ぶかぎり誰のことも好きにならない。救急車のサイレンを聞くたびに三秒だけ祈るひと、かたちのない意思のない夜、生まれ変わりを信じているから他人に優しくなれるとかぜったい嘘だと思う。エンドロールまで泣かなくたっていいよ、秒針のリズムでこぼれ落ちていく愛想笑い、幼い頃の水面のきらめきを忘れて正常に死んでいくことなんてできない。
ひしひしと切実で、エンドロールまで泣かなくてたっていいよ、がやさしくて。言葉の選び方が綺麗だな、と^ ^
求められてもないのに思ってもないことして傷ついたりして、何やってんだろうって夜にこそ寄り道する場所が閉まっていて、みたいなことばかりだから、、
繊細な傷つきをこんなふうに丁寧に切り取ることができたならな……
カチョフのしゃちほこさん
わたしがやけくそに放り投げてしまった欠片を、そんなふうに拾って光らせてくださってうれしいです。すくわれました。
傷ついたことを認めたら弱くなるけど、弱い自分に自分が優しくしないと乗り越えられない夜もあるから、寄り道がだめになったときにはコンビニで好きなものを買って喜べるようになりたいなあと思います。
しあわせなレスをありがとうございました。カチョフのしゃちほこさんにも優しい夜が来ますように。