それは線香花火みたいなわずかな光だった。 でも、久しぶりに思い出したその熱と光は、夢だと分かっていても愛おしいものだった。 だから、ありがとう。 もう打上花火は上がらないと知っていても、そのわずかな煌めきは希望になってくれたよ。