「ピンポーン」
携帯がしゃべった
休校のせいで誰とも
しゃべっていないから嬉しくなった
「誰からだろう?」
急いで携帯を取ると
LINEを開いた
「あっ!」
まさかの君からだった
「ねぇ早いけど今年一緒に夏祭り行こう!」
付き合ってないけど
片思いだと思っていたけど
もしかして
もしかして
「僕のこと好き?」
「両思いだったの?」
こんなこと考えながら
僕はいつもの天井を見上げた
「あーぁ」
「こんな妄想しても現実は変わらないか」
僕はなんだかむなしくなってしまった