「ルードヴィク侯爵、久しぶり」 「お前は……私に何の用だ」 しかめっ面をして応えるルードヴィクと呼ばれた人物に、リアムはにこやかに近づいた。 「ねえ、聞きたいことあるんだけど。__ちょっといい?」 この日、1番冷えた声だった。