色褪せるのを良しとした、望むべき結果なんてどうでもよかった。 顔かたち全部忘れた君の笑顔に 淡い黄色だけが映っていた そんな忘れ香、 花びらが零れるように 失っていったその花言葉のように、 色褪せるのを良しとした 望むべき結果は遠い星空の一つに、 髪型と笑い方だけは覚えているよ、 それだけが君の手掛かりなんだ。 君には関係ないよ。栞は進まずじまい。その本は閉じるのが正解。