今日は図書館で勉強頑張ったから、ご褒美に重松清さんの本を借りてきた。
本、と聞くとお父さんのイメージが強い。
というのも、お父さんと話す内容は小さい頃から(小学校くらいからかな)本の話しか無かったからだ。
昔はあんなんじゃなかったのよとお母さんは言うけれども、
私は休日は一人で散歩がてらぶらぶらと歩き、ラーメン屋へ行き、本屋に行く父しか知らない。
家族に興味がないのかとさえ思えてくる。
だから、たまにお父さんが読んだ本を私にこれ、読んでみな、おもしろいよと言って
薦めてくれるのが嬉しくてしかたがなかった。それを読めば父のことが少しでも理解できるんじゃないか、なんて。
小学生でも、活字を頑張って読んだ記憶がある。ただ、会話できることが嬉しかった。
また、中学のときかな、父が読んでるある一冊の本が読みたくなって、読んでもいい?と聞いたとき、
てぃってぃはこの本を読まなくていい、まだ早いと言われたときは悲しくなったりもした。
今思うと、過激なシーンはあったな、とは思う。
それでも父が読んでるものに興味があったから、隠れてこっそり読んだ。泣きながら。
なんだか、父のことを理解するのを拒否されているみたいで。
私にとって、本は特別なんだ、きっと。