理想の先に待っているのは理想 そして 無すら感じないゼロの先が リアルが待っている いくら追いかけたって 見えるのは背中ばかり そして最終的に残るのは 追う背中のなくなった無の世界と 獲物の狩り方はおろか歩き方も満足に知らない子兎一頭 そして遅かれ早かれ子兎は子兎のうちに世に放たれる 生き残るのはただ強い兎かもしくは兎のフリをしていた 猛獣 行く先を決めるのは自分 思えば実に残酷な台詞だ