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こくはく

だれも知らない彗星の目印
また明日なんて台詞で誤魔化さないで
やさしさを諦めたときの微笑みが
実はとても好きだということ
ゆれる深海魚の瞳を見つめて
慣れない肌触りの毛布に潜りこんだ
口笛がぴかぴか光った思い出
音になる前に消える言葉は
いつだって正しくてかなしいよ
充電器のコードのぐるぐると
ふたりぶんの歩幅で映画を作る

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