空を開く光 小鳥の歌う声 輝いて揺らめく緑色 電信柱の陰で微睡む猫 ひどく神々しい午後 君の睫毛が作る陰の多彩さに見とれている 美しい寝息 世界が終わらなかった朝を何度でも呪うとしても 君の誕生を祝った人々がいたことは確かだ 生命の始まりから繰り返されてきた偉大なる螺旋の名において 祝福を 揺りかごから棺桶の中まで ありったけの花々で 埋め尽くせ 撒き散らせ どうか世界で一番幸せになれ