小さな段ボールの中で
君は仔猫のような鳴き声で
うずくまっていたね
冷めきった躰 毛布で包んで
ひとり抱えて走った
どしゃぶりの雨降りの中
もう泣かないで 泣かないで
鳴くのも疲れたでしょう
今夜は腕の中でお眠りなさい
君はその開きかけた目で
手探りで 誰かの温り捜してる
偽物の愛ならばここにあるよ
あの時 見てみぬフリ
すればよかったとも想う
何もかも許された恋じゃないから
もう泣かないで 泣かないで
鳴くのも疲れたでしょう
今夜は腕の中でお眠りなさい
可愛らしい瞳の向う側に
哀しすぎる運命がみえる…
だけど泣かないで 泣かないで
鳴くのも疲れたでしょう
今夜は腕の中でお眠りなさい