林檎が墜ちてうまれた重力で夜を縛りつける 流れ星をつかむ夢がいつか羽根になる 金平糖が鳴った合図できみのことを忘れるよ 寂しくなったら笑うだけだよ 簡単なんだ、結構 駆けてゆくヘッドライトに目を奪われるとき ひとりじゃないことがあった? 水中でゆらめいた鈍色の魚の鱗みたいに わたしのことをいつか忘れるよ 涙をまとったうつくしさなんて ぜんぶ偽物だよ