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掴みどころのない君の。

蝶がひらひら 澱粉をまいて
キラキラひかりに反射する。
毒のある君の澱粉は
綺麗な色をしていた。
薄紫色に。   ピンク色に。
水色に。    薄い青緑に。
角度によって
変わる綺麗な色。

君の横顔が毒のある美しい蝶に見えた。
まるで掴むことのできない
ただとても美しい蝶に。
君が微笑むと
安心するような怖いような
不思議な気持ち。

君の心もあの蝶のように
つかめないのだ。

君は今、
何を思って
何をしようとしているの。

君は今、
この世界の為に
戦っているのだろうけど。

君には
ただただ生きていてほしいのだよ。

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