0

 

頭の中で描いた完璧な線を
ひとつひとつ歪めながら紙を伝う黒鉛が

頭の中で書いた過去のあなたを
ひとつひとつ過ちながら罫線を滑る指が

記憶に咲いた水彩、
酷く混ざり合った濁色が飲み込む音に抗っていたいが。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。