あの日はなにも感じなくて となりで泣いているともだちを 笑いながらなぐさめていたのに 今になって もうあの日々は二度とはもどってこないのだと もうあのひとたちと馬鹿みたいに騒げはしないのだと そうおもってさみしくなるのは いったいどうしてでしょう。 そうしてやっとわたしは あんなにたいくつしていた毎日が ぬけだしたいとおもっていた三年が 宝物みたいにきれいでたのしくて 大好きだったと知るのです。