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カイコ

ひまわり畑が風を象って
ふたりを包んで消えてった
三角屋根の教会まで走った
息が切れても笑ってた

定期の裏にしまった写真は
今の僕には眩しすぎる

繭に隠れて生きていたい
飛べない羽は質屋に売りたい

風はビルに吸い込まれ
歩くだけで息は切れて

思い出に呪われて、今日も元気です。

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