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もう
貴方は覚えていないだろうか。
私は
夏がやってくる度に思い出す。
私は
この街に来てまだ半年も経っていなくて
貴方は
まだ高校3年生だった。
まあ、もう学校には行っていなかったけど。

近所のスーパーで
貴方がくれた瓶ラムネ。
それを差し出した貴方の指には
重そうな指輪がたくさんついていた。

私が1人留守番をしていると
必ず貴方はやってきて
一緒に映画のDVDを見た。
隣に座る貴方の
耳についた沢山のピアスに
私は心底心を奪われていた。

私は
その頃、まだ幼稚園に通っていて
帰りの迎えには
貴方が来てくれた。
時々一緒に来るお姉さんは
今思えば貴方の彼女だったのでしょう。

私の初恋の人
貴方は、いったいいついなくなってしまったの?

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