0

だって。

「ばいばい」そう言って帰り際、手を振られた。学校で話すなんて滅多になくて、まさか私にだとは思わず、戸惑ってしまった。でも、教室には私しかいない。「…あ、えっ」ぱっと目を逸らす。言葉の1つも出てこなくて、中途半端に出した手を机の下に引っ込めてしまった。「あのさあ、何で無視すんの?」メールも、電話も。ばくんと、心臓が跳ねた。刃物が、突き刺さったような。きゅうってなった。何も答えられない私に、じゃ、と呟いて【そのクラスメイト】は帰ってしまった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…だって。だってだってだってだってだって。何で?そんなの愚問だよ。私だってわかんない。ある日ある時突然思った。怖い。何が?知るかよ。でも確実に、何かが怖い。だから逃げたい。知らなかったことにしたい。私は臆病者なんだ。ほら、心、壊れてんの。この感情はすぐに消すから、私なんかに構ってないで、忘れてよ。君の知らない私は、こんな奴なの。

  • 本音?見栄?
  • 今日1日のことめちゃ書いてしまった
  • 我慢じゃないけど、数日間書いてなかった分許して
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。