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小説みたいなバレンタイン2

 その後、幼馴染の好意に気づかず、その終わった恋の話を聞いてもらっていました。
 かなり長いこと引きずっていて、何度か泣いてしまいました。
 そのたびに、その子は励ましてくれました。
 今まで意識したこともなかったのに、そのときの彼女の優しさに、僕は少しずつ、惹かれていきました。

 そんなある日、道でその子にばったり会いました。
 そのときに、恋愛の話になり「今惚れそうな人がいる」と口が滑りました。
 当然その子に「え、誰誰?」と聞かれてしまい、仕方なく彼女のほうを指さしました。
 するとその子から「私の好きな人は、君だからね」と言われました。
 その瞬間はその言葉の意味を理解できず、次第に罪悪感が芽生えてきました。
 なんせ好きな人の好きな人の話を聞かせていたのですから。
 そのときは一旦何もなかったことにしてもらいました。

 しかし、抑えているのは大変だったので、夏休み、彼女の家に言って告白しました。相手も自分が好きだと分かっているなんて、ずるいかもしれませんが。
 相手からの返事は「よろこんで!」でした。

 そして、今もその関係は続ています。

  • あの日から始まった、小説みたいな物語
  • 長文すみません!
  • 前の書き込みも見てください!
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