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ミッションイズポッシ部

授業中の話ではなく、去年の体育祭の話…。

あの暑い日のこと。私は、高校生初の体育祭に
全力を注いでいた。

体育祭は3日間あり、自分の競技やクラスメイトの応援で良い意味で疲れていた。

最終日の3日目。
残念ながらどの競技も勝ち進むことができなかったため、私のクラスメイトは教室で話をする人や、他のクラスの応援にいく人など、それぞれの行動をしている人が多かった。

私もその一人で、3日間の疲労と暑さが相まって、廊下の端にある講義室のベランダで休息をとっていた。

講義室は比較的人が来ない場所だったため、静かな時を過ごしていた。


そして、全競技が終わり閉会式。

そこに私の姿はない。

そう、この時すでに私はミッションを遂行していたのだ。

静まりかえった講義室…。
そこに流れるは小さな吐息…。
誰であろう、私である。

疲れた体を癒し、休めるという高貴なるミッションに挑んでいたのだ。


遠くから聞こえる私を呼ぶ声…。
次の瞬間、私は我にかえった。
そこにいたのはクラスメイトの女子だった。

その女子から一言。
「…閉会式、終わったよ?w」

ミッションは…成功(?)した。

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