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魔法譚 〜イントロダクション Ⅱ

…まぁいいじゃないか。
人というのは変身願望を持つ生き物だし。
わたしはこういうの好きだよ?
だから変身機能ってものをマジックアイテムに付けたのさ。
あ、でも、マジックアイテムがなかったら変身できないからね?
そもそも、魔法は使えない。
例えマジックアイテムをなくしたり、壊しちゃったりしても、わたしは二度と同じものを作らない、というか作れない。
だからマジックアイテムをまた作って欲しいってわたしに言わないこと。
マジックアイテムをなくしてもファントムは変わらず襲ってくるから、絶対になくさないように。
あと、マジックアイテムを使うには、キミ達の精神の力が必要だ。
説明が難しいんだけど、マジックアイテムを使うってことは、自分の精神を削ることと同義なんだよ。
マジックアイテム自体に使用制限はないけれど、しょっちゅう使ってるとキミ達の精神が削れて、キミ達が壊れちゃうかもしれないんだ。
だからご使用は計画的に。
ま、時間が経てば、精神は回復するっちゃするからね、考えて使うべきだよ。
…どうだい?
キミ、魔法を使ってキミの望みを叶えないかい?
この通り、リスクもある。
でも、たった1つのマジックアイテムで、キミの望みは叶うんだ。
どんなことだってできる。
キミの可能性が、世界が、もっともっと広がるんだ。
…さぁ、どうするかい?
わたしに願いを伝えてくれれば、わたしの魔法でキミにピッタリのマジックアイテムを作ってあげることができる。
もちろん、願いはないとか、ファントムが怖いとか、嘘だ!って思うなら、さっさとこの場を離れても良い。
少し考えさせて…っていうのも、もちろんOK。
何をしてもキミの自由だ。
…さぁ、キミは、何を望む?

  • 魔法譚
  • Ⅰの続き
  • 突然ですが企画です。
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