聴き馴染みのある音が鳴った。
隣を見ると、私のスマホのライトが緑色に点滅している。
…誰から?
開いてみると大好きな君からのたった一行のメッセージ。
「え…。」 思わず私は声を漏らした。
スマホには誕生日おめでとうとだけのLINEが。
思わず言ってしまった。伝えた訳でもないのに。
「ありがとう。」
たった一行のLINEがこんなにも嬉しいなんて。
学校でも言えることなのに。
何でわざわざ文章にしたんだろう。
皆にはそんなこと絶対にしないくせに。
私は幸せ者だ。
たった一行のメッセージにこんなに喜ぶことができて。
人を好きになる気持ちを教えてもらえて。
やっぱり、そんな貴方が、私は大好きです。
レス、ありがとうございます
あと、心配してくれて、ありがとう
そんな風に言ってもらえるだけで
なんだか、救われます
私は大丈夫です 明日もいきるつもりです
本当にありがとう