もう一つありました。
今の自分たちの代なら、自由な校則でも責任を持ってやっていけるかもしれない。
でも、一度変えた校則は簡単には変わりません。ということは、後輩たちもずっとその校則になるわけです。もちろん自分たちの直属の後輩も該当しますが、見ず知らずのこれから入学してくる生徒にまで適用されるのです。
学生は３年でいなくなるからその後のことは気にしなくてもいいのかもしれません。でも、先生たちは何年もその学校にいます。そして、学生が何かをやらかした時、責任を取るのは先生たちです。
さらに高校のある地域との信頼関係もあります。信頼を築くのには長い年月がかかりますが、壊れるのは一瞬です。
今、学生で不満を持っているあなたはそこまで見通せていますか？自分が快適に過ごせることだけを考えていませんか？見ず知らずの後輩のことまで想起できますか？
ただ、理不尽な校則に抗うことは僕は決して否定しません。
後輩たちが自分たちのことを見ています。その後輩たちがさらに後輩たちに見られていきます。学校の雰囲気を変えられるだけの覚悟があるなら、ぜひ先生たちと話し合って自由を勝ち取ってください！