理想になれなかった私はもう必要ないでしょ?
あの子のほうがお好きでしょ?
はやく、この手を解いてよ
甘ったるい胸焼けする言葉なんて吐かないで
君のあの子を見る目が
私の君を見る目と同じなの
気づいてなかったの?気づかないふりなの?
そんな笑顔も、手の温もりも
ナイフとなって、私を炙って
「好きだよ。」
私も大概、馬鹿なのだと思う
傷を笑顔という脆い壁で守ってるから
「好きだよ?」
もう、うるさい
壊れていく音が聞こえないの?
あなたも私もあの子も
恋なんて忌まわしき呪いにかかった
被害者なのかしら?