生ぬるい風
シャツを通り抜けて
ちぎれてく
ユラユラ陽炎
ふたりの行く先を
あやうくする
濡れた髪が um... 苦しい
放課後の土手 自転車 押して
馬鹿みたいに はしゃぎあったね
きみの汗 夏の妖精
まぶしすぎる記憶
セミの泣く声
ふたりをからかって
はなさない
夕映えの空
東へ帰ってゆく
カラスの群れ
灼けた肌が um... 痛いわ
放課後の土手 自転車 押して
オレンヂの瞳 映しあったね
きみの匂い 夏の魔法
綺麗すぎる記憶
きみの白さ 夏の残像
瞼の裏の記憶…