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ユーフォリア

純白の雲から適度に覗く青空
手をかざしたら
空がどうにかなって日常を超越した何かがそこから降ってくるんじゃないかと期待した
今日も僕は隅っこで体育座り
ゴミ箱を漁る
そこに大事な何かがあった気がしたから
いつの日か捨てたどっかの誰が抱えていた眩しくてたまらなかったアレをまた拾おうとしている
いつだって道中は気持ちいいものなんだ
だって果てのない荒野を進んでいる気分になれるんだも

どうせいつまでも辿り着かないゴールのないニセモノの荒野なのだけど
荒れているのは道じゃなくて僕なんだろうさきっと
知ってる知ってて知らない振りをしてそれでも心の隅っこでは見透かしてる振りをする
自分で自分になんてどこまでも哀れじゃない
どれもこれも僕のユーフォリア
満たされるが為に僕は僕をボロボロに割いていく
僕はゴミに塗れて体育座り頭上には純白の雲と適度に雲の隙間から覗く青空
僕のユーフォリアは誰も不幸にならない
絶対


幸せにもなれないけど

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