目に見えるくらい簡単なら 彼女たちの関係は今のような交わり方じゃなくもっと 違ったんじゃないかと 根拠はないけれど思う 1つ1つ内側で何度も何度も言葉を吐き出し 丸い物だけを選びとってそれを投げつけていた 自分だけが傷つくように 言葉の中に彼女は自分の願いを込めて捨ててゆく いつの日か私の中からソレが消えてくれますように そう彼女の背中は寂しげに語っていた